居抜き店舗の注意点

同業種や他業種などが撤退した店舗の跡地を、そのまま利用して出店できる「居抜き」は、空調設備や厨房などをそのまま使え、低コストで開業できるのが魅力です。

しかし、許認可を取得する上では居抜きだからと言って100%安心というものではありません。

 

例えば飲食店や美容院を開業する場合、オープン前に保健所の検査を受ける必要があります。

 「居抜き物件だから、検査も問題なく通るだろう」と思ってしまうかもしれませんが、もしかしたら許可時からその物件が改装されている可能性も否定できません。

 

許認可を取得している店舗が改装を行う場合、内容によっては改めて保健所に検査してもらわなくてはなりませんが、「これくらいなら大丈夫だろう」と思って知らずのうちに許可に関わる重要部分を改装してしまっていることもあります。

 

たとえば、飲食店であれば手洗い場所や調理場の入り口がはずされていた、美容院では作業椅子が増えてて面積要件にひっかかっていた、など、居抜きだからと言って、決して100%許可が保証された物件ではないのです。

 

飲食店や美容院は、通常であれば保健所の検査から確認書(営業許可書のようなもの)の交付まで1週間程度ですので、検査はついつい後回しになってしまうこともあります。

オープン直前に検査を受けたら、実は再改装が必要な部分があった、ということにならないように、居抜き物件であっても事前に保健所へ相談することをお勧めします。